月間MVP賞

2024年月間MVP候補者を予想(9、10月版)

今年もセリーグ、パリーグの月間MVPの予想をしていきたいと思います。

2024年月間MVPの発表予定日

3、4月度 5月10日(金)
5月度 6月11日(火)
6月度 7月9日(火)
7月度 8月8日(木)
8月度 9月10日(火)
9、10月度 未定

7月度月間MVP

セリーグ

投手部門

吉村 貢司郎 投手 (東京ヤクルトスワローズ)【初受賞】
[成績] 5試合 4勝0敗 投球回34.2 防御率1.04 奪三振21 自責点4

打者部門

岡本 和真 内野手 (読売ジャイアンツ)【3度目】
[成績] 25試合 打率.351 安打34 本塁打6 打点18 出塁率.427

パリーグ

投手部門

伊藤 大海 投手 (北海道日本ハムファイターズ)【2度目】
[成績] 5試合 4勝1敗 投球回41 防御率1.32 奪三振42 自責点6

打者部門

栗原 陵矢 内野手 (福岡ソフトバンクホークス)【2度目】
[成績] 26試合 打率.320 安打33 本塁打5 打点24

9月の候補者についての予想

セリーグ打者

セリーグの打者部門は混戦模様です。やはりこの時期は各チームの主力選手が成績を上げていますね。

■9月27日時点での9月の成績

選手 チーム OPS 打率 打点 本塁打 出塁率 RANK
村上宗隆 ヤクルト 1.073 0.266 21 10 0.389 1
牧秀悟 横浜 1.054 0.383 13 5 0.400 2
岡本和真 巨人 1.042 0.337 15 6 0.427 3
福永裕基 中日 0.966 0.358 10 3 0.373 4
森下翔太 阪神 0.951 0.319 12 4 0.410 5

セリーグ投手

セリーグの投手部門は4勝しているヤクルトの吉村投手が一歩抜け出しています。巨人の戸郷投手が3勝と続いていますが、次戦で吉村投手が勝利を挙げれば決まりじゃないでしょうか。

■9月27日時点での8月の成績

選手 チーム 勝利 敗戦 防御率 完投 完封 投球回数
吉村貢司郎 ヤクルト 4 0 1.01 1 1 26.1
戸郷翔征 巨人 3 1 0.32 0 0 28.0

来週の先発予定はこんな感じでしょうか。

対戦チーム
広島 吉村
横浜 戸郷

パリーグ打者

パリーグの打撃部門はロッテのソト選手か日本ハムのレイエス選手のどちらかではないでしょうか。山川選手、清宮選手は2ヶ月続けて良い成績ですが、ちょっと届かないですね。こうやって見るとDH制があるパリーグは外国人選手が活躍していますね。

■9月27日時点での8月の成績

選手 チーム OPS 打率 打点 本塁打 出塁率 RANK
ソト 千葉 1.260 0.373 17 7 0.464 1
レイエス 北海道 1.108 0.338 18 8 0.39 2
山川穂高 福岡 0.930 0.329 11 4 0.411 3
清宮幸太郎 北海道 0.903 0.324 7 3 0.418 4

パリーグ投手

パリーグの投手部門は4勝を上げている日本ハムの伊藤投手と、ソフトバンクの石川投手の争いではないでしょう。伊藤投手が次の登板で勝利を挙げれば決まりだと思います。負けた場合は石川投手でしょうか。

■9月27日時点での8月の成績

選手 チーム 勝利 敗戦 防御率 完投 完封 投球回数
伊藤大海 北海道 4 0 1.06 34.0
石川柊太 福岡 4 0 1.80 25.0

来週の先発予定はこんな感じでしょうか。

対戦チーム
ロッテ 伊藤

まとめ

9月に入り、両リーグの優勝はほぼ確定しました。セ・リーグは巨人ですね。終盤は中4日で登板した菅野投手と戸郷投手の奮闘が大きく、どちらかがMVPを獲得するでしょう。一番の優勝候補だった阪神は、才木に続く投手が現れず、苦戦しました。保守的な采配で新しい才能を見出せなかったのかもしれません。キャンプ時点で高評価だった門別を、開幕ローテーションに思い切って起用しなかったのが悔やまれます。結局、左腕の先発は終盤に出てきた高橋投手に頼らざるを得ませんでした。

打者についても、どのチームも前半戦では打てず、地味で面白みのない試合が続きました。セ・リーグはルールの改正が必要だと感じます。DH制を導入したとしても、外国人の強打者がオーダーに加わる程度ですが、そうでもしないと、来年の春先の試合は見るに堪えないでしょう。どうしてもMLBの大谷選手の試合と比較されてしまいます。3時間半の試合のうち、2回か3回の攻撃しか楽しめないことも多く、全く見所のない試合まであります。これはチームの問題ではなく、マネジメントをする組織の問題です。自分たちが何のために存在し、何をすべきかをしっかり考えて仕事をしてほしいです。ファンがいなくなれば、事業は成り立ちません。

パ・リーグはソフトバンクの優勝で決まりました。これだけの戦力があると、他チームにとっては厳しいですね。ただ、ベテランが多いので来年はどうかと思いますが、また補強することでさらに強くなるでしょう。日本ハムは若手が良い形で成長し、上位に食い込みました。フロントや首脳陣を含めた取り組みが大きかったと思います。一番の要因はやはり球場でしょう。この施設をうまく活用して打者の育成に成功したと思います。セ・リーグの中日がもし球場を狭くしていれば、同じような展開になっていた気がします。

施設の違いがあるため、個人記録はある意味でハンデキャップを背負った戦いのように感じます。それを面白いと感じる人もいるかもしれませんが、選手にとっては一律にしてほしいでしょうね。特に広い球場でプレーする打者には不利です。もう少し規定を設けて、±5%程度の差に収めないと、スポーツとしては大雑把な運動会のように見られてしまうかもしれません。何百年後かには、オールドスポーツとして扱われるのでしょうか。

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