阪神ロサリオで懲りたはずなのに、またもや韓国リーグの選手ジェリーサンズを調査
阪神タイガースは、このところ外国人打者に悩まされています。今年キャンプから参加のジェフリーマルテ選手は打率.270 本塁打10本とイマイチの成績。先月来日したソラーテ選手は出場当初は本塁打を量産しました、拙守が明らかになり最近はスタメンを外れることもあります。来期を考えると、どちらかをファースに残して、外野手を獲得するのが賢い選択だと思われます。
そこで候補として上がったのが、ジェリーサンズ外野手。現在韓国プロ野球チームキウムヒーローズでプレーしています。気になるので早速、この選手を調べてみました。
ジェリー・サンズ 12号3ランホームラン pic.twitter.com/y19wlctzmx
— ®︎マッシー (@Bs_heroes) October 13, 2018
基本情報
- 生年月日: 1987年9月28日(31歳)
- 国籍:アメリカ合衆国
- 出身地:ニューヨーク州オレンジ郡ミドルタウン
- 身長体重:193 cm/99kg
- 投打:右投右打
- ポジション:外野手、一塁手
- ドラフト年:2008年ロサンゼルスドジャース
経歴
打撃成績
- メジャーリーグ
年 | チーム | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 |
2011 | ロサンゼルス・ドジャース | 61 | 0.253 | 4 | 26 | 25 | 51 |
2012 | ロサンゼルス・ドジャース | 9 | 0.174 | 0 | 1 | 1 | 9 |
2014 | タンパベイ・レイズ | 12 | 0.190 | 1 | 4 | 0 | 6 |
2015 | クリーブランド・インディアンス | 50 | 0.236 | 4 | 19 | 9 | 36 |
2016 | シカゴ・ホワイトソックス | 24 | 0.236 | 1 | 7 | 3 | 24 |
- 2017年:サマセット・ペイトリオッツ(独立リーグ)
- 韓国リーグ
年
|
チーム | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 |
2018 |
ネクセン・ヒーローズ
|
25 | 0.314 | 12 | 37 | 6 | 27 |
2019 |
キウム・ヒーローズ
|
110 | 0.316 | 24 | 98 | 57 | 78 |
選球眼指標
年 | チーム | ボールゾーンスィング率 | ボールゾーン見極め率 | ストライクゾーンスィング率 |
2011 | ロサンゼルス・ドジャース | 27.9% | 72.1% | 62.8% |
2012 | ロサンゼルス・ドジャース | 46.2% | 53.8% | 76.9% |
2014 | タンパベイ・レイズ | 29.8% | 70.2% | 60.0% |
2015 | クリーブランド・インディアンス | 27.5% | 72.5% | 63.1% |
2016 | シカゴ・ホワイトソックス | 34.9% | 65.1% | 69.6% |
他の阪神打者との比較
- ジェフリーマルテ
年 | チーム | ボールゾーンスィング率 | ボールゾーン見極め率 | ストライクゾーンスィング率 |
2015 | タイガース | 24.2% | 75.8% | 73.3% |
2016 | エンジェルス | 29.6% | 70.4% | 66.3% |
2017 | エンジェルス | 26.9% | 73.1% | 64.9% |
2018 | エンジェルス | 29.3% | 70.7% | 63.8% |
- ヤンガービスソラーテ
年 | チーム | ボールゾーンスィング率 | ボールゾーン見極め率 | ストライクゾーンスィング率 |
2015 | パドレス | 32.0% | 68.0% | 68.1% |
2016 | パドレス | 35.8% | 64.2% | 70.5% |
2017 | パドレス | 34.5% | 65.5% | 72.7% |
2018 | ブルージェイズ | 41.4% | 58.6% | 75.6% |
2019 | ジャイアンツ | 38.6% | 61.4% | 70.2% |
■外国人【ヤンガービスソラーテ】選手の記事はこちら
果たして活躍できるのか
ジェリーサンズのキャリアを見るとメジャーリーグではあまりいい成績をおさめていません、マイナーリーグでは11年間で180本塁打と、長打が打てる中距離打者として活躍したいたようです。選球眼指標は年によって差があるのですが、50試合出場している年はボールゾンの見極め率が72%と選球眼の良いマルテと変わらない数値なので、ボール球を振って三振する事は少ないと思います。現在、韓国ではライトのポジションでプレーしているので外野の守備はソラーテほど問題にはならないでしょう。
ただ、一番気になるところと打撃はどうか、本塁打数は韓国リーグで30本いかないのであれば、広い甲子園では30本は無理だと思います。打てて20本でしょうか。
ちなみに、現在所属しているキウムヒーローズに懐かしい人がいます。2005年−2006年阪神で活躍(?)したシェーンスペンサー選手が2軍監督をしています。もしかしたら、彼からの情報で調査をしに行ったのではないでしょうか。スペンサーの成績は、ここでは本塁打が9本だったとだけお伝え致しましょう。