2022年ドラフト結果
2021年ドラフト1位指名結果
■1位結果
隅田知一郎・左投手(西日本工業大) | 西部、広島、ヤクルト、巨人 |
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小園健太・右投手(市立和歌山高) | 横浜、阪神 |
ブライト健太・外野手(上武大) | 中日 |
椋木蓮・右投手(東北福祉大) | オリックス |
吉野創士・外野手(昌平高) | 楽天 |
風間球打・右投手(明桜高) | ソフトバンク |
松川虎生・捕手(市立和歌山高) | ロッテ |
達孝太・右投手(天理高) | 日本ハム |
■外れ1位の結果
山下輝・右投手(法政大) | ヤクルト、広島 |
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森木大智・右投手(高知高) | 阪神 |
翁田大勢・右投手(関西国際大) | 巨人 |
■外れ外れ1位の結果
黒原拓未・左投手(関西学院大) | 広島 |
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阪神2位以降の指名
2位 | 鈴木勇斗 | 左投手(創価大) |
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3位 | 桐敷拓馬 | 左投手(新潟医療福祉大) |
4位 | 前川右京 | 外野手(智弁学園) |
5位 | 岡留英貴 | 右投手(亜大) |
6位 | 豊田寛 | 外野手(日立製作所) |
7位 | 中川勇斗 | 捕手(京都国際) |
育成1位 | 伊藤稜 | 左投手(中京大) |
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■阪神ドラフト採点(80点)
1位:森木大智・右投手(高知高)
1位でエース候補の小園投手を指名しましたが抽選で外れてしまいました。外れ一位で残っていた森木投手を指名しました。
森木投手は高卒ビック3の一人で右の速球派右腕です。甲子園大会に出場経験はなく、ドラフト前予想ではドラフト1位で競合の可能性も示唆されていた投手です。
ただ、ここにきて評価が割れてしまったのか一位では指名されませんでした。一つの原因としては今年の甲子園出場をかけた明徳義塾の試合で8回、9回にコントロールを乱して失点して負けてしまった事でしょうか。(評論家の話では体が開きショート回転してストライクが入らなくなったようです)。動画を見る限りは、先頭打者にデッドボールを当てたのが原因でしょうか。中学時代に全国制覇を成し遂げている投手なのでメンタル面のタフさはあると思うのですが。
甲子園出場を争って戦った明徳義塾の代木投手は巨人にドラフト6位で指名されました。リベンジのチャンスが生まれましたね。
森木投手は、果たしてどうなるでしょうか? 一つ心強い点が上げられるのは、高校の先輩に昨年ドラフト4位で入団した榮枝捕手がいることです。彼が助けとなって成長して一軍でバッテリーを組めれば良いと思います。
👍高校の先輩の榮枝捕手が昨年ドラフトで阪神に入団しています。
甲子園出場がなかった為に評価が上がらなかった投手ですが、もし出場していれば間違いなく1位で指名されていた投手だと思います。少々謎の部分も残りますが素材的には一級品だと思うので順調に成長してローテーション投手になってほしいと思います。
2位:鈴木 勇斗 ( 創価大学 )
2位指名は左腕の創価大学の鈴木投手を指名しました。MAX150キロ超えの投手ですが、フォームに特徴があり、和製カーショーの異名をとります。ただカーショーほどのユニークなフォームではなく、カーブもそれほどではありません。左腕補強が急務のために決め打ちの指名となったのでしょう。動画を見る限り右打者を打ち取れていません。常時ストレートが150キロが出せるようになるか、カーブのキレが上がるようになれば良いと思います。完成形はオリックスの宮城投手でしょうか。
😎カーブで三振の取れる投手になって、プロ野球でも和製カーショーと呼ばれるようになってほしいですね。
今年は大社卒左腕が豊富でした。隅田、佐藤、黒原、山下、山田、森、桐敷、鈴木と8人の投手が上位で指名される予想でした。既に6人指名となっていたので急いで指名した感がありました。ただ、この投手を2位で指名する必要はあったかなと思います。
この時点で廣畑投手が残っていただけに指名しても良かったと思います。来年、スアレスの去就が不明なのでクローザー候補が急務だと思いますが。それともスアレス残留の可能性があるという事でしょうか。
❗️この時点で廣畑投手を指名することが可能だったが…。
3位:桐敷 拓馬 ( 新潟医療福祉大 )
3位指名はMAX149キロ左腕の桐敷投手の指名となりました。スタミナがあり140キロ中盤のストレートと変化球を四隅に集められるので比較的早い時期に一軍登板する機会があると思います。右打者の内角にスライダーを投げられるので、セリーグで成功している左投手の分類にはまります。多分、調整がうまく行きローテーションに入れば10勝近く勝つことができると思います。ドラフト順位で中継ぎ起用にならなければ良いんですが。2位の鈴木は狙っていたチームが多かった為に3位となりましたがアベレージの成績は桐敷の方が上になると思います。
★来年、ローテーション争いをする機会をオープン戦で与えられるか。
今年大社卒の8人の左腕投手の中ではダークフォース的な存在です。もしかしたら来年はパリーグは隅田、セリーグは桐敷が新人王を争っているかもしれません。それにはキャンプ、オープン戦で活躍してローテーション枠に入らなければなりません。
★ドラフト予想では3位で野手を指名すると思っていましたが、今年は大社卒の野手が上位で指名されてしまった為、二枚目の左腕となりました。この二人の左腕が活躍すれば2年続けて大当たりのドラフトになるんではないでしょうか。
4位:前川 右京 ( 智弁学園高校 )
4位指名は甲子園で活躍したスラッガーの前川となりました。事前予想ではもう少し上の順位で予想されていました、外野手で走塁、守備は並なので残っていたのだと思います。とにかくこういう選手は打ちまくることです。二軍で1年目は.250。2年目.300を目指してほしいです。3年目には一軍出場出来るぐらいのポテンシャルはあると思います。
フルスィングが魅力ですか、ミート力もあり打率と本塁打を両立できる選手だと思います。似ている選手はオリックスの吉田でしょうか。フルスイングによる腰痛の危険性もあるので気を付けて頑張ってほしいです。
★ドラフト4位で前川が取れたのラッキーでした。ヘタをすると左腕2枚のドラフトに終わってしまうところでした。
5位:岡留英貴 (亜細亜大)
5位は変則右腕の岡留投手になりました。サイドハンド気味の投球フォームからMAX150キロの速球を投げます。
サイドハンドとスリークォーターの間から繰り出すストレートが魅力の投手です。フォームに反してシュート系の球質ではなくスライダー系のようです。巨人の元エース齋藤投手に似ているんではないでしょうか。また股関節が柔らかいという事では阪神の岩崎にも似ています。
今年になってコントロールも良くなり救援としていい活躍をしています。阪神では右サイドスローの救援投手いなかった為に絶好の獲得となったんではないでしょうか。うまくすると青柳の後継者になることも考えられます。
それにしても最近の阪神のドラフトはポイントを抑えたものになっています。昔なら横山投手や北山投手を指名していたと思います。補強ポイントに沿った右サイド投手です。
6位:豊田 寛 ( 日立製作所 )
6位は指名は右打ちの外野手です。昨年のドラフトで中野獲得で成功しているので、社会人からの獲得となりました。阪神では左投手のインコースを打てる打者がいません。打てれば来年のスタメン出場の機会が回ってくるかもしれません。
この選手も甲子園優勝選手です。2015年に中日の小笠原投手らと共に東海大相模高校で優勝しています。阪神は甲子園の優勝選手が好きですね。
7位:中川 勇斗 ( 京都国際高校 )
7位はこの夏の甲子園大会で注目を集めた小柄な捕手です。打撃も肩も良く薄い捕手陣の補強になったんではないでしょうか。
育成1位:伊藤稜 (中京大)
左の変則型の速球投手です。投げ方は元ソフトバンクの摂津投手を左投手にしたようなテイクバックの小さい投げ方です。魔球シンカーのような決め球を習得できれば一気にブレイクする可能性があります。
まとめ
阪神のドラフトは補強ポイントを補う良いドラフトでした。一つ惜しかったのはクローザー候補の補強ができなかった事です。
廣畑投手を獲得するチャンスがあったのですが指名しませんでした。他球団も1位、2位での指名しなかった所を見ると、今年の栗林ほどは評価が高くなかったのかも知れません。
森木投手は時間がかかりそうなので、ゆっくりと育成して4年後にローテーションに入るのが良いと思います。フォーム修正がうまくいかない場合は救援投手として短いイニングを全力で投げる投手として育成もありかもしれません。
3枚の左腕投手の補強したわけですが。補強ポイントしては最も必要だった所なので厚めの補強となったんでしょう。しかし意外と唯一の右腕岡留が活躍するかも知れません。
来年の新人王となると、今年のドラフト指名選手では左腕八人衆の隅田、佐藤、黒原、森、山田、鈴木、桐敷、山下の可能性が高いと思います。
打者の方は今年活躍したような選手が出るんでしょうか。
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