2026年シーズンも序盤が終わり、早くも月間MVP争いが見えてきました。今季もセ・リーグ、パ・リーグそれぞれの打者・投手の成績をもとに、有力候補を整理していきます。現時点ではすでに「ほぼ決まり」と言える選手もおり、その理由をデータとともに見ていきます。

3、4月の月間MVP

セ・リーグ【投手】 髙橋 遥人 4試合 3勝0敗 投球回33 防御率0.27 奪三振27 自責点1
セ・リーグ【打者】 佐藤 輝明 27試合 打率.376 安打38 本塁打7 打点25 長打率.743 出塁率.444
パ・リーグ【投手】 平良 海馬 5試合 2勝0敗 投球回37 防御率0.49 奪三振36 自責点2
パ・リーグ【打者】 近藤 健介 26試合 打率.292 安打26 本塁打6 打点19 長打率.562 出塁率.425

福太郎
福太郎
パリーグ投手の平良は意外でしね
福郎
福郎
勝利より防御率を優先したのかのう?

福太郎
福太郎
2勝ですからね

5月の月間MVP

セ・リーグ【投手】 髙橋 遥人 4試合 3勝0敗 29.2回 防御率1.52 奪三振31 自責点5
セ・リーグ【打者】 佐藤 輝明 25試合 打率.363 安打33 本塁打7 打点14 長打率.670 出塁率.442
パ・リーグ【投手】 伊藤大海 4試合 4勝0敗 29回 防御率1.24 奪三振31 自責点4
パ・リーグ【打者】 T.ネピン 24試合 打率.341 安打29 本塁打9 打点19 長打率.729 出塁率.420

福太郎
福太郎
5月は順当な結果でしたね
福郎
福郎
そうじゃな、成績から考えるとこれしかないのう

福太郎
福太郎
交流戦にはった6月はどうなるかですよね。この月は外国人が取ることが多いんですよね
福郎
福郎
交流戦は一発勝負じゃから、厳しい攻めはしないからのう。必然的にパワー系の選手が成績を上げる

6月の月間MVP

部門 選手 成績
セ・リーグ【投手】 髙橋 遥人 4試合 4勝0敗 投球回28 防御率2.25 奪三振27 自責点7
セ・リーグ【打者】 森下 翔太 18試合 打率.359 安打23 本塁打5 打点13 長打率.734 出塁率.468
パ・リーグ【投手】 北山 亘基 4試合 4勝0敗 投球回29.2 防御率0.91 奪三振29 自責点3
パ・リーグ【打者】 F.レイエス 20試合 打率.400 安打28 本塁打10 打点18 長打率.914 出塁率.482

福太郎
福太郎
6月は予想通りでした
福郎
福郎
タイガースは3ヶ月連続投打の受賞なので、ぶっちぎりで首位かと思うとそうでもないんじゃな

福太郎
福太郎
その他の選手の活躍がイマイチなんですかね。10勝の貯金を作ってる投手がいるというのに、他の投手はもっ頑張らないと給料下がりますよ
福郎
福郎
今年は捕手がAIで徹底的に分析されるので、経験値が使えなくなっとるんじゃろうな

福太郎
福太郎
伏見と高橋のバッテリーは全く打たれる気がしないんですけどね、結局、去年のデータがない捕手を使うと抑えられるってことかな
福郎
福郎
後は感性で勝負できる捕手ということか

7月の候補者について

セリーグ打者

7月のセ・リーグ打者月間MVP争いは、現時点ではDeNAの牧秀悟選手が最有力候補と考えられます。打率.282、10本塁打、17打点、OPS1.116という成績で、候補選手の中で唯一OPS1.000を超えています。特に10本塁打は他を大きく引き離しており、長打力によるインパクトでは頭ひとつ抜けています。

対抗馬としては、同じDeNAのエンカーナシオン選手が挙げられます。打率.342、21打点は候補選手の中でトップであり、打率と打点を重視するなら非常に有力な候補です。ただし、OPSでは.947と牧選手を下回っており、本塁打も5本。長打力を含めた総合評価では、現時点では牧選手がやや上回る印象です。

また、中日のサノ選手は打率.266ながら6本塁打、OPS.976を記録しており、出塁率.397も高い数字です。広島のファビアン選手も7本塁打、14打点、OPS.955と好成績を残しており、残り試合で数字を伸ばせば候補に割って入る可能性があります。巨人のグルベック選手も20打点を記録しており、打点面ではエンカーナシオン選手に次ぐ成績です。

今月は、外国人助っ人の活躍が特に目立ちます。候補5人のうち牧選手以外の4人が外国人選手であり、長打力や勝負強さが暑い夏場の戦いで大きく表れています。日本の蒸し暑さへの適応は個人差があるものの、夏場に入ってから調子を上げる助っ人が多いのは興味深いところです。

球場環境も多少は影響しているかもしれません。巨人の東京ドーム、中日のバンテリンドームは空調の効いたドーム球場であり、真夏の屋外球場と比べればコンディションを維持しやすい面があります。一方、DeNAの本拠地・横浜スタジアムは屋外球場です。その横浜を本拠地とする牧選手が10本塁打を放っている点は、むしろ高く評価していいでしょう。

総合的に見ると、7月度のセ・リーグ打者部門は、OPSと本塁打を重視するなら牧秀悟選手、打率と打点を重視するならエンカーナシオン選手という構図です。エンカーナシオン選手が月末にさらに打点を積み上げ、打率.340以上を維持できれば受賞の可能性は十分にありますが、牧選手が10本塁打とOPS1.100前後を維持すれば、牧選手が有利ではないでしょうか。

最終盤で大きな成績変動がなければ、7月度セ・リーグ打者部門の月間MVPは、DeNAの牧秀悟選手が受賞する可能性が最も高いと予想します。

■7月26日時点での7月の成績

選手 チーム OPS 打率 打点 本塁打 出塁率 RANK
牧秀悟 DeNA 1.116 .282 17 10 .398 1
サノ 中日 .976 .266 10 6 .397 2
ファビアン 広島 .955 .270 14 7 .304 3
エンカーナシオン DeNA .947 .342 21 5 .354 4
グルベック 巨人 .872 .288 20 6 .322 5

セリーグ投手

7月度セ・リーグ投手部門の月間MVP争いは、巨人の井上温大投手、中日の大野雄大投手、阪神の才木浩人投手による上位3人の争いとなっています。

現時点では、唯一の3勝0敗を挙げている井上投手が一歩リードしています。大野投手も2勝0敗、防御率0.86と内容では最上位。才木投手も2勝0敗、防御率1.50、24回を投げており、十分に対抗できる成績です。

ただし、月間MVP争いの終盤にはオールスターが大きく関わってきます。井上投手と大野投手はオールスター出場メンバーに選出されており、7月28日、29日の球宴を挟んで7月31日に公式戦で先発するのは現実的には難しいでしょう。両投手の7月成績は、ほぼここで確定と見てよさそうです。

一方、才木投手はオールスターに選出されていません。24日に先発しているため、中6日となる7月31日に先発する可能性があります。そこで勝利を挙げれば、井上投手と同じ3勝0敗に並びます。

才木投手はすでに井上投手を上回る24回を投げており、31日の登板で好投すれば、防御率、投球回、奪三振を含めた総合評価で逆転する可能性は十分あります。井上投手が3勝という分かりやすい数字で先行している一方、才木投手には月内最後に成績を上積みできる余地が残されています。

大野投手は防御率0.86が魅力ですが、勝利数では井上投手、そして31日に登板できる可能性のある才木投手に比べると、やや不利な状況です。

総合的に見ると、現時点の本命は3勝0敗の井上温大投手。ただし、才木浩人投手が7月31日に先発して勝利すれば、7月度セ・リーグ投手部門の月間MVP争いは最後の1試合でひっくり返るかもしれません。

■7月26日時点での7月の成績

選手 チーム 勝利 敗戦 防御率 完投 完封 投球回数
井上温大 巨人 3 0 1.35 0 0 20.0
大野雄大 中日 2 0 0.86 0 0 21.0
才木浩人 阪神 2 0 1.50 0 0 24.0

パリーグ打者

7月のパ・リーグ打者月間MVP争いは、現時点ではソフトバンクの近藤健介選手が最有力候補と考えられます。打率.356、6本塁打、25打点、OPS1.124という成績で、打率、打点、OPSのすべてで高い水準を記録しています。特に25打点は候補の中でも突出しており、勝負どころでの強さも十分です。

対抗馬としては、同じソフトバンクの栗原陵矢選手が挙げられます。打率は.259ながら、9本塁打、21打点、OPS1.017を記録。本塁打数は近藤選手を上回っており、長打力のインパクトでは最も大きい存在です。打率の差はありますが、月末にさらに本塁打や打点を積み上げれば、近藤選手を逆転する可能性は十分にあります。

日本ハムの万波中正選手も打率.373、4本塁打、15打点、OPS1.028と好成績を残しています。候補の中で最高打率を記録しており、打率を重視するなら有力候補です。ただし、本塁打と打点では近藤選手、栗原選手にやや差をつけられており、総合的には追う立場でしょう。

ロッテの山口航輝選手は打率.315、4本塁打、11打点、OPS1.005。打席数は上位3人より少ないものの、OPSは1.000を超えており、長打力も見せています。残り試合で本塁打や打点を増やせば、上位争いに割って入る余地はあります。

興味深いのは、上位4人が交流戦でもそれぞれ結果を残していた点です。近藤選手は交流戦で打率.328、4本塁打、12打点。栗原選手も7本塁打、19打点と圧倒的な長打力を見せ、万波選手、山口選手も本塁打を放っています。交流戦でつかんだ打撃の状態や勢いを、そのままリーグ戦後半へ持ち込んだ選手が7月の上位に並んでいるように見えます。

総合的に見ると、7月度パ・リーグ打者部門は、打率・打点・OPSのバランスで近藤健介選手が本命、本塁打と打点の栗原陵矢選手が対抗という構図です。万波選手の高打率も魅力ですが、最終的には近藤選手と栗原選手の数字の伸ばし合いが受賞を左右しそうです。

最終盤で大きな成績変動がなければ、7月度パ・リーグ打者部門の月間MVPは、近藤健介選手が受賞する可能性が最も高いと予想します。

■7月26日時点での7月の成績

選手 チーム OPS 打率 打点 本塁打 出塁率 RANK
近藤健介 ソフトバンク 1.124 .356 25 6 .467 1
万波中正 日本ハム 1.028 .373 15 4 .388 2
栗原陵矢 ソフトバンク 1.017 .259 21 9 .375 3
山口航輝 ロッテ 1.005 .315 11 4 .431 4

パリーグ投手

7月のパ・リーグ投手月間MVP争いは、現時点ではオリックスのエスピノーザ投手と日本ハムの加藤貴之投手による一騎打ちと考えられます。

エスピノーザ投手は3勝0敗、防御率1.71。3試合で21回を投げ、被打率.173、WHIP0.81と内容が非常に安定しています。3勝0敗という勝利数は加藤投手と並びますが、防御率ではエスピノーザ投手が上回っており、現時点ではわずかにリードしている印象です。

一方の加藤投手は3勝0敗、防御率2.13で、25回1/3とエスピノーザ投手より長いイニングを投げています。さらに今月は完封勝利が1回あり、先発として試合を最後まで支配したインパクトは大きいでしょう。防御率ではエスピノーザ投手に譲るものの、完封と投球回数を重視するなら、加藤投手を上に見る評価も十分にあり得ます。

月間MVPは勝利数がまず大きな評価材料になりますが、同じ3勝0敗なら、防御率、投球回数、完封などを含めた内容の比較になるはずです。その意味では、防御率のエスピノーザ投手か、完封と投球回数の加藤投手かという構図です。

さらに注目なのは、エスピノーザ投手はオールスター出場が決まっている一方、加藤投手は選出されていない点です。加藤投手は7月31日に先発できる可能性があり、そこで勝利すれば4勝0敗まで成績を伸ばせます。好投すれば防御率も改善でき、月間MVP争いを決定づける登板になるかもしれません。

現時点では防御率1.71のエスピノーザ投手がやや有利。ただし、加藤投手が月末に登板して4勝目、あるいは再び完封級の投球を見せれば、7月度パ・リーグ投手部門の月間MVPは加藤投手が逆転する可能性が高いと予想します。

■7月26日時点での7月の成績

選手 チーム 勝利 敗戦 防御率 完投 完封 投球回数
エスピノーザ オリックス 3 0 1.71 0 0 21.0
加藤貴之 日本ハム 3 0 2.13 0 1 25.1
前田悠伍 ソフトバンク 2 0 0.43 0 0 21.0

2026年7月 月間MVP予想まとめ【7月26日時点】

7月のセ・リーグは、巨人が13勝8敗で月間最多の13勝を挙げ、首位に立ちました。阪神も11勝9敗と大きく崩れず、シーズン順位では巨人とわずか1ゲーム差。後半戦の優勝争いは、阪神と巨人による一騎打ちの様相が強くなってきました。

巨人は月間で76得点、69失点と、派手な打撃戦というより接戦を取り切って白星を積み上げた形です。井上温大が7月に3勝を挙げるなど先発陣も機能し、投打のバランスで首位を奪いました。

阪神は月間打率.218と打線に苦しみ、得点も64にとどまりました。それでも防御率2.67、失点58と投手陣が踏ん張り、11勝を確保したのは大きいところです。打線がもう少し上向けば、首位奪回の力は十分にあります。7月31日に才木浩人が登板して月間3勝目を挙げられるかも、チームの勢いと月間MVP争いの両面で注目です。

DeNAも12勝7敗と勝ち越しましたが、シーズン序盤からの差があり、現時点では首位争いからやや離れています。一方で、牧秀悟を中心に月間29本塁打、110得点と打線はリーグトップ。後半戦に上位2球団へ食い込めるかどうかは、投手陣がこの打線を生かせるかにかかっています。

パ・リーグは、ソフトバンクが15勝6敗、勝率.714と圧倒的な7月を送り、一歩抜け出しました。月間119得点、27本塁打、打率.278と打線が強く、近藤健介、栗原陵矢が月間MVP候補として数字を残しています。投手陣も防御率3.03でまとめ、攻守のバランスに隙がありません。

日本ハムは10勝9敗、西武は9勝9敗1分と、ともに7月は五分前後。ソフトバンクだけが大きく勝ち越したことで、順位表では5.5ゲーム差まで開きました。まだ試合数は残っていますが、後半戦はソフトバンクを追う日本ハム、西武が直接対決を含めてどこまで差を縮められるかが焦点になります。

7月は、セ・リーグでは阪神と巨人がほぼ横並びで走り、パ・リーグではソフトバンクが突き放す。両リーグで対照的な構図となった1カ月でした。
–順位は7月26日試合前時点です。

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